急速な高齢者人口の増加に伴い、年々介護施設や介護士の需要は高まっています。そのため、安定した職種である介護職を目指す方も多いのではないでしょうか?
しかし、介護施設と一口にいってもその種類は多く、大きく分類しても、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービス、介護老人保健施設、在宅介護、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、7種類もの施設が挙げられます。しかも、施設の形態によって給料の差は大きく、正社員の基本賞与の月数すらも変わってくるようです。そのため、ここでは平均的に給料が高い介護施設と低い介護施設について話をしたいと思います。
まず、給料が高い介護施設と言われているのは、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームです。こちらはそもそもの基本給が高い施設が多く、また、資格手当も充実しています。さらに賞与が2ヶ月~4ヶ月分出るところが多いため、年収が非常に高い施設形態となっています。運営母体である社会福祉法人や業績によって賞与額は左右されますが、少しでも高い収入を狙うのであれば、特別養護老人ホームはおすすめです。
一方、給料が低いと言われているのがデイサービスをはじめとした日勤のみの施設形態です。介護施設の収入源である介護報酬は、デイサービスの場合、報酬として得られる点数が低く、介護保険法改正により更に減算が続いているため、デイサービスで働く職員への給料もその影響を受けています。また、夜勤手当がつかないのも大きく影響しています。
ですので、もし日勤のみの介護のお仕事を探している場合は、訪問介護などの在宅サービスを選択すると良いかもしれません。デイサービスに比べると、介護報酬が高く、介護職としては高い収入が確保できるでしょう。